牛乳を飲んで夏バテ予防
まもなく本格的な夏がやって来る。楽しい時間を過ごすためには「夏バテ」を予防することが大切だ。そこで牛乳のパワーに注目。6月は「牛乳月間」と定められており、各地で関連イベントが行われた。
6月も最終週に入ったが、今月が「牛乳月間」であることを知っているだろうか。
酪農の盛んな地域では放牧が始まり、牛たちが存分に青草を食んでいる。生命力あふれるこの時期、ミルクをもたらす命や自然に感謝する祭りや祝いが世界中で行われている。
平成13年には国連食糧農業機関(FAO)が6月1日を「世界牛乳の日」とすることを提唱。日本では日本酪農乳業協会(現Jミルク)が平成19年に6月1日を「牛乳の日」、6月を「牛乳月間」と定めた。
このような活動から牛乳の認知度はアップしているが、その一方で日本人のカルシウムの摂取量は一貫して不足していると言われる。国の調査によると日本人の1日のカルシウム平均摂取量は、幼児期を除くほぼすべての年齢層で「推奨量」に達していない。その原因として乳製品の摂取が少ないことが挙げられているのだ。
牛乳は、栄養素がバランスよく含まれた準完全栄養食品。生命維持のために不可欠なたんぱく質、脂質、炭水化物に加え、不足しがちなカルシウムなどのミネラルやビタミンA、B2などを豊富に含んでいる。
そして「ややきつめの運動+牛乳」が熱中症に効果的であることも分かってきた。夏が到来する前に「運動+牛乳」を行うことで、熱中症リスクを効果的に下げることができるというわけだ。
さあ、牛乳を飲んで「夏バテ」を吹き飛ばそう。
1日限りの体験型イベントとして「六本木牧場~にっぽんの酪農、ギュウっとつまってます!~」が六本木ヒルズアリーナで開催された。中央酪農会議が実施したもので、「酪農体験ワークショップ」や「牧場アイスクリーム」「飲み比べ牛乳セット」販売などで酪農を体感。お笑いコンビ「U字工事」が六本木牧場長として登場し「(地元の)栃木は牧場が多いが、六本木でも同じ雰囲気を味わうことができた」とコメントした。