コロナ禍…作品でみんな笑顔に
ベルギー出身のアーティスト、パトリック・ジェロラ氏(62)は「色彩の巨匠」として知られる。
画家だった母の影響で作品づくりを始め、38年前に初来日。数々の展覧会など開催し、長年のパートナーであり伴侶の妻・飛田智美さんとクリエーティブな日々を過ごしている。
拠点とする東京・神楽坂のアトリエは刺激的な作品で埋め尽くされていた。「絵は元気な日に描きます。良い芸術は心を豊かにする。僕には作品に責任がある」と熱い思いをぶつけている。
コロナ禍で海外での活動も中断され〝移動美術館〟を考案。軽トラックの荷台にカラフルな2㍍以上ある「小便小僧」を乗せ、銀座や新宿、そして横浜、沼津、大宮、軽井沢まで遠征し、多くの人に注目された。
ベルギーにルーツを持つ「小便小僧」はジェロラ氏にとっても大切なモチーフで、現在11体ある同じ大きさの中から1体を荷台に乗せて走る。智美さんは歌手として活動しており、アーティスト同士のコンビネーションで見る人を笑顔にしている。
巨匠のカラフルな作品は公式サイトでチェック。
<11月10日付 スポニチ本紙掲載記事>