自宅でつくりたて、サーバーで楽しめる会員制生ビールサービス新展開
キリンビールは８日、都内で「キリン ホームタップ」事業方針発表会を開催した。本格展開する会員制生ビールサービスについて、年末の目標会員数を現在の約３倍の10万人に設定。さらなる内容の充実を図ることを明らかにした。イベントにはＣＭに出演中の中井貴一（59）、天海祐希（53）の俳優コンビが出席した。
サービス認知高めるマーケティング強化
初期構想から約８年。「つくりたてのおいしさをご自宅までお届け」、「サーバーから注ぐ楽しさ」など飲用体験を提供する会員制生ビールサービスが新展開を迎える。
登壇した布施孝之社長は「ビールでお客さまを笑顔にしたい」と語り「21年の会員数を10万人規模にしていきたい」と続けた。「試行錯誤してきたが、サーバーの供給体制など基盤が整った。私自身、ワクワクしている」と説明した。
さらに、山形光晴常務執行役員事業創造部長は目標の会員数10万人に向け「現在は約３万人。ビールの魅力化、市場の活性化にチャレンジし、サービスの認知を高めていきたい」と語った。具体的には新聞、折り込みチラシ、テレビＣＭなどを通し、マーケティング活動を強化していく。
サービスは会員の自宅にビールを月２回定期配送し、専用のサーバーで注ぐというもの。「一番搾（しぼ）り プレミアム」などが月４㍑コースで月額８２５０円（税込み）から楽しめる。
「これがおうちで飲めるなんて…」CM出演中の中井貴一、天海祐希もアピール
イベント中盤には「ホーム タップ」の実会員でもある中井と天海が登場。ＣＭ「登場」編、「最初の一杯」編で共演しており、壇上でも息ぴったり。「泡ってこんなにおいしいんだって思えた。セッティングもあっという間だし、ゲストにつぎたくなるアトラクション的な楽しみ方がある」（中井）、「泡がクリーミーでとても驚いた。特別感がある。これがおうちで飲めるなんて、もちろん会員になるでしょうって思いました」（天海）とエピソードを明かした。
２人はビールをその場で注ぐパフォーマンスも披露。サービス拡大へ向け、笑顔でアピールした。
＜3月10日 スポニチ本紙掲載記事＞