情報新鮮便2019年7月②

将来有望な若手選手にボートレーサーの魅力を聞く

日本モーターボート競走会は公営競技「ボートレース」の第128期選手募集を行っている。ボートレーサーは未経験からでも目指せるプロアスリート。現在1591人(内、女子218人)のボートレーサーが活躍していて、平均年収は約1600万円、平均引退年齢は51歳、平均勤続年数は29年とプロスポーツの中では高収入で長く働ける職業だ。将来を有望視され、17~19年のトップルーキーにも選ばれている福岡支部の羽野直也(24)と羽野と同期で元水球日本代表という経歴をもち、18・19年のフレッシュルーキーに選ばれている東京支部の倉持莉々(25)にボートレーサーという職業の魅力を聞いた。

福岡支部の羽野直也。17~19年トップルーキー

高2の時生観戦

――ボートレーサーを目指した理由は?

羽野 選手募集の枠の中に自分が当てはまっているのを知って、高校2年の時に福岡でナマで見ました。その時に「スゴく格好いいな」と思ったのがきっかけです。

――ボートレーサー養成所での思い出は?

羽野 とにかくキツかった。全てが管理下の中で、自己管理もしないといけない。特に時間には厳しくて1秒単位でした。

――反対に養成所で得られたものはあるか。

羽野 同期(114期)ですね。レーサーになってからも団結力があって、情報交換もしている。いいところは共有して、悪いところは指摘し合うことができる。ライバルと言うよりも仲間。僕にとって1番大きな存在です。

――ボートレーサーになってから充実感を得られるのはどういう時?

羽野 やはり結果が出た時です。着順だけにこだわっている訳ではありません。成長していると自分で感じられた時ですね。

――どんな人が選手に向いていると思う?

羽野 自己管理ができれば、向いてない人はいないと思う。負けず嫌いの人なら自然と強くなるはず。

――最後に目標を。

羽野 グランプリに行くことです。でも、その前に小さな目標がたくさんあって、まだ僕にはその小さな目標しか見えていません。一つずつコツコツと頑張ります。

東京支部の倉持莉々。18、19年フレッシュルーキー

元水球日本代表

――日本代表にもなった水球からボートレースに転身した経緯は?

倉持 小学生の時に父と戸田に行って、その時からボートレーサーが格好いいと思ってました。だから水球には未練がありませんでしたね。

――ボートレーサーになって良かったことは?

倉持 やりがいを感じることと、休みの予定が立てやすいこと。収入面も大きいです(笑い)

――ボートレーサー養成所で印象に残っていることはある?

倉持 からつの現地訓練ですね。初めて現役の選手と一緒に走って目標ができたし、やる気が一番湧きました。でも、減量はツラかったです。水球時代の「食べろ食べろ」とは正反対でしたから。

――男子と真っ向勝負することについては?

倉持 男女の違いはあまり意識しないけど、混合戦の方が気合は入ります。特に先輩の男子選手に勝って高配当が出た時はうれしい。人気がない時に勝てると自信になります。

――114期も男女の垣根がなく、仲が良い?

倉持 引っ張ってくれる人と付いていこうとする人。この関係がスゴくいい。いつか同期みんなで大舞台に行きたいです。

――それが目標?

倉持 目先の目標は初優勝とA級復帰ですが、いつかレディースチャンピオンを獲りたい。でも、一番の目標は114期で勝率トップになることです。

 

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