高校×大学の真剣勝負!市民参加型企画も

次世代育成を目的とした第5回「サマーリーグ」が8~11日に三条パール金属スタジアムを中心に行われる。東京六大学や東都の名門校の1、2年生を中心としたチームが新潟でリーグ戦を行うほか、地元高校生との試合や地域貢献活動も予定されている。注目の市民参加型交流プログラムは学生が主体となって開催されることにも注目だ。

野球教室開催 世代別に加え軟硬式・障がい者など幅広く

8日から熱戦の火ぶたが切られる「大学野球サマーリーグ」。第5回を迎えた今年も大学生が主体となって運営する。参加校野球部のマネージャーと選手有志で構成する計37人の「学生実行委員」が運営の柱だ。マネージャーは大学との連携や選手のスケジュール管理、球場内アナウンスも担当するというから大忙しだ。慶大マネージャーの赤松尚範さんは「選手が実力を発揮できる環境を整えたい」と意気込む。

球場責任者と大学生たちのミーティング

選手有志は広報班、地域貢献班に分かれて活動。前者はSNSを通しての情報発信やパンフレット、PV作成や公式サイト開設、メディアキャラバンなど多くの業務に取り組む。後者は昨年同様に各世代ごとを対象とした野球教室の企画運営や、市民参加型の交流プログラムの企画運営に従事。期間を通して楽しめる企画が満載だ。

企画チームが球場を視察

地域貢献活動の目玉は、今年から始まる市民参加型交流プログラムだろう。グラウンドレベルでの球場見学や試合前の熱気あふれるブルペン見学、グラウンドに入ってのシートノック見学、選手との記念撮影や触れ合いコーナーなど見逃せないものばかりだ。

また、野球教室では今年から少年野球やシニアリーグに加え中学軟式、高校生、障がい者対象の教室も実施。大学野球を身近に感じる絶好の機会。トップレベルのプレーを体感してほしい。地域貢献班の塩瀬健太さん(立大3年)は「地域の方との触れ合いの時間を大切にしたく、参加型の企画をたくさん用意しました。新潟の皆さまに会えることを楽しみにしています」と話した。

恒例の野球教室

さらに、選手たちが三条市下田地区にある公民館に分宿することも話題。過去には食材の差し入れなどもあり、地域住民との触れ合いは何よりの思い出になるはずだ。

県内高校との練習試合も増 そして、今年は地元高校と参加大学との練習試合もパワーアップして開催。昨年は4試合だったものを7試合に拡大。三条、県央工、長岡大手、中越、長岡向陵、長岡工、新潟産大付が参加する。中でも中越―慶大や、38年ぶりの北信越大会出場の三条と立大の顔合わせが楽しみだ。三条の白井暉人主将は「しぶとく食らいつく気持ちをもって、大学生の先輩方に立ち向かっていきたい」と意気込んでいる。

参加市民と選手たちが記念撮影

学生のアイデアいっぱいの4日間。熱闘とともに、多くのイベントも満喫してほしい。

詳細は公式サイト参照。