情報新鮮便2019年6月

「マンションのベランダも立派なマイガーデン!!」

この夏の過ごし方は決まっているだろうか。どこに行くにも混んでいて…という人には家庭菜園がおススメ。オクラ、キュウリ、ナス、ピーマン、ミニトマト。育てて楽しく、食べておいしい。お父さん世代が手軽にできる趣味として注目されている。

菜園といっても、大きな畑が必要なわけではない。家庭菜園なら、手軽に気軽に遠出せずに育てることができる。

1835年創業の老舗「タキイ種苗」(京都市)の桐野直樹広報担当(40)は「マンションのベランダも立派なマイガーデンです」ときっぱり。この時期に育てるならば、キュウリやナスなどの夏野菜がぴったりだという。「手をかければ(野菜は)応えてくれる。食べればおいしく、コストもそれほどかからない。長く楽しめる趣味になると思います」と家庭菜園の魅力について説明した。

それでは、初心者はどんな準備が必要なのだろうか。「〝苗半作〟という言葉があるように、いい苗を植えることが大切になります。いい苗、いい種(たね)、そして土が大事です」。

具体的には①いい苗を選ぶ②土にこだわる③プランターや鉢の大きさに注意することが条件となる。苗はヒョロヒョロしていたり葉が黄色のものは避け、茎が太くがっちりしていることがポイント。土は野菜用に調整された培養土を選び、プランターは「根がしっかり張れるもの」が大事で直径30㌢、深さ30㌢程度が目安となる。

 

そして、これからの季節に育てるならオクラ、キュウリ、ナス、ピーマン、ミニトマトなどが最適だ。

オクラは「暑さが大好きで、基本的には何もしなくても育ちます。芽が出た状態で植えることがポイントです」と桐野さん。キュウリは「15㌢くらいの若いものでもみずみずしくおいしい」と育てすぎないことを勧めた。

オクラ(ベターファイブ)

ナスは「水を切らさないこと」、ピーマンは「秋まで長く育てることができるので楽しめる」、ミニトマトは「脇芽を摘むこと」とアドバイス。今日からでも始められる楽しさを明かした。大事なことは、最初に失敗しないこと。「快適な環境を整え、野菜の成長を楽しんでほしい。それにはまず成功させること」と桐野さんは話す。

ピーマン(京波)

この夏の合言葉は「ミニ菜園」。手軽に楽しい時間を過ごそう。

「お手軽菜園」の詳細はタキイ種苗の公式サイト(アドレス下記)へ。

http://www.takii.co.jp/

父の日のプレゼントにひまわりのタネはいかが?

16日は「父の日」。今年は「ひまわりのタネ」をプレゼントしてはどうだろうか。父親と一緒にひまわりを育てることで、夏休みの自由研究にも役立てられる。水やりや観察を続ければ絆が深まること間違いなし。ちなみに、ひまわりの新品種「サンリッチ」を開発したタキイ種苗は、ひまわりが縁でオランダ・ゴッホ美術館とパートナーシップ協定を結んでいる。