青学青春SHOW

「学生×アスリート×ファッション 学園祭番外編㏌青山学院大学」が23日、東京・青山学院大学青山キャンパス本多記念国際会議場で行われた。〝オリンピックデー〟と大学連携のスタートを記念して行われてきた「Tokyo2020学園祭」は昨年、同大体育館で開催。今回はイベントに関わった連携大学の学生主体となって企画運営。多くの来場者が詰めかけ、盛り上がった。

多くの参加者で盛り上がった「学生×アスリート×ファッション 学園祭番外編㏌青山学院大学」

東京2020大会まであと1年。〝ファッションの聖地〟として知られる渋谷・表参道エリアにある会場が、詰めかけた観衆の熱気に包まれた。

これまで行われてきた「Tokyo2020学園祭」に参加した学生たちが「今度は自分たちで企画運営をしたい」と団結し、キャスティングなど全て手掛けて開催。「学生モデル×学生アスリートによるファッションショー」を皮切りに「豪華ゲスト×女性アスリートのトークショー」など楽しさあふれる内容となった。

ファッションショーに参加したモデル

 

東京2020組織委員会公認プログラムとしてフォトスポットが設置される中、まずはファッションショーからスタート。

「ミス・ミスター青山コンテスト2017ミス青山」の今井美桜さんが司会を務め「青学生の私服」をテーマに、爽やかなファッションとウオーキングを披露。今井さんや「ミス・ミスター青山コンテスト2017ファイナリスト」の遠野愛さんらが可憐な衣装でアピールすると、会場からは「カワイイ!」という声が飛んだ。

壇上には体育会アスリートも登場。ラグビー部、サッカー部、レスリング部のパフォーマンスが行われ、ラグビーのラインアウト、サッカーのリフティング、レスリングのタックルなど迫力あふれるプレーで会場を楽しませた。

トークショーに参加した田知本さんと坪井さん

 

続いて行われてトークショーは豪華なメンバーが登場した。柔道の16年リオデジャネイロ五輪金メダルの田知本遥さんは「リオデジャネイロで夢をかなえたが、実はその前の12年ロンドン大会にも出ている。その時は残念だったが、結果が出ても出なくても、プロセスが大事ということが分かった」と話して拍手を浴びた。

新体操の08年北京五輪日本代表の坪井保菜美さんは「個人と団体があるが、凄くスピーディーで見ていてハラハラすると思う」と競技の魅力を紹介。実際に柔軟体操やリボンを実践し、会場をどよめかせた。

トークショーには現役青学生3人も参加。レスリングの加賀田葵夏さん(4年)は「レスリングは一瞬で終わることもあれば、どちらが勝つか分からない試合もある。ダイナミックな技が見ていて楽しいと思う」と語った。

スポーツクライミングの中村真緒さん(2年)は「東京五輪で初めて採用される種目なので、ルールが分からなくても応援してほしい」と話し、ラグビーの津久井萌さん(2年)は「7人制なので知名度はまだまだだが、テレビでも現地でも応援よろしくお願いします」と語った。

東京2020マスコットの「ミライトワ」と「ソメイティ」も駆け付けた

 

終盤には東京2020マスコットの「ミライトワ」と「ソメイティ」も駆けつけて記念撮影した。観客と学生、モデル、アスリートが一体となったイベントは大成功。いよいよ1年後に迫った五輪・パラリンピックへのムードを高めた。