アートパラ深川おしゃべりな芸術祭 開幕
コシノジュンコ氏「2021年は文化とスポーツのバランスが取れた年になった」
障がいのあるアーティストのアート作品を街なかに約400点展示し、街全体を美術館にする市民芸術祭「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭」が22日、東京・深川エリア(門前仲町、清澄白河、森下)で開幕した。
清澄庭園で行われた開会式には、デザイナーで同芸術祭の特別アドバイザーを務めるコシノジュンコ氏も出席。「パラリンピック後に、障がいのある方のアートを展示するイベントを行うことは、特に意味があります。2021年は文化とスポーツのバランスが取れた年になったと思います」と挨拶した。開会式後、来年度のメインビジュアルを決める全国公募展「メインビジュアル大賞」授賞式も行われ、南部たきさんの作品「♥鳥達と、ネコたち♥」が大賞に選ばれた。
同芸術祭は31日まで開催され、華道家・假屋崎省吾氏の生け花とアートがコラボした作品や、江東区内の障がいのある子どもたちが描いた絵馬を飾りつけた「みんなのアート絵馬神輿」の展示など、多彩な企画を用意している。