平均年収約1700万円!未経験からでも目指せるプロアスリート
有望株2選手を直撃!魅力を聞く
日本モーターボート競走会 第133期選手募集
日本モーターボート競走会は公営競技「ボートレース」の第133期選手募集を行っている。ボートレースは未経験からでも目指せるプロアスリート。現在、1589人(内、女子240人)のボートレーサーが活躍していて、平均年収は約1700万円、平均引退年齢は46歳、平均勤続年数は25年とプロスポーツの中では高収入で長く働ける職業だ。将来を有望視されている埼玉支部の畑田汰一(23)と岡山支部の薮内瑞希(26)にボートレーサーという職業の魅力を聞いた。
畑田 汰一 結果が勝率や賞金に反映!やりがいに
――ボートレーサーを目指すきっかけは。
畑田 高校卒業のタイミングで父親に勧められました。この競技は知っていた程度で特に興味はなかったのですが、他にやりたいことがなかったので決めました。そこから本気でボートレースを勉強しました。
――養成所での生活は。
今まで集団で生活することがなかったので慣れるまで時間はかかりました。ずっとサッカーで体を動かしていたせいか訓練自体で大きな苦労はなかったです。
――ボートレーサーの魅力は。
選手になって思ったことは結果が勝率や賞金に分かりやすく反映するため、とてもやりがいがあります。訓練中は辛いことが多いと思いますが、それを乗り越えてプロになればあとは自分の頑張り次第。水面に出たら完全な個人競技ですからね。人生で勝負したいと思っている人には魅力的な職業だと思います。
――今後の目標は。
これまで5回の優勝、そしてA1級も経験。令和3年最優秀新人選手にも選んでいただき順調に来ることができましたが、昨年後半に調子を落としA2級に戻ってしまいました。今の最低ノルマはA1級に返り咲くことです。そして記念に呼んでもらえるようになり、そこで結果を残したい。優勝回数も増やして、いつかは大きな舞台(SGレース)に立ちたいです。
薮内 瑞希 同期と助け合いながら強くなれる!
――ボートレーサーを目指したきっかけは?
薮内 父がボートファンで、小さい頃からレース場に連れて行ってもらっていました。ずっと格好いいなぁと思っていて、高校2年生くらいから受験して4回目で合格しました。
――養成所に入って良かったことは?
同期の皆に出会えたことですね。117期は本当に仲がいいし、大好き。助け合いながら一緒に強くなっていきたいです。
――反対にツラかったことは?
早起きでしょうか。毎日6時起床で、365日ずっと眠かったです。でも、凄く健康的な生活をしていたので、肌が奇麗になりました。当時は厳しかったかもしれませんが、終わってみれば思い出すのはいいことばかりです。
――ボートレーサーのやりがいを感じるときは?
私が1着になって、お客さんが喜んでいる姿を見たときです。私の舟券を買ってくれたんだ、私を信じてくれたんだと思えて、ありがとうございますと伝えたくなります。
――この業界の厳しいところは何ですか。
簡単には先輩たちに追いつけないことです。ただ、何でも教えてくれるし、意地悪はしない。人としても尊敬できる人が多いです。
――今後の目標は?
早くA1級に上がることです。スタート事故をしないで、勝つレースを心懸けています。
◆第133期ボートレーサー募集要項◆
- 年齢…15歳以上30歳未満
- 身長…1㍍75㌢以下
- 体重…男子49㌔以上、57㌔以下。女子44㌔以上、52㌔以下
【募集期間】
<一般試験>3月11日(金)まで。一般試験志願者中、優秀なスポーツ実績を持つ者を対象とした「スポーツ推薦試験」も導入している。
【試験日程・内容等】
<第1次試験>5月15日(日)学力試験、体力試験
※スポーツ推薦試験は第1次試験が人物試験(面接)
<第2次試験>6月13日(月)~6月15日(水)適性試験、体力試験
<第3次試験>6月16日(木)~6月17日(金)人物試験(面接)、身体検査、適性試験
<合否発表>7月上旬をめどに、受験者あてに通知