スマホ、タブレットで簡単に“会話”

テリロジーサービスウェア―多言語映像通訳サービス

 

西武鉄道での利用シーン

今秋のラグビーW杯日本大会や来年の東京五輪・パラリンピックに向け、訪日外国人とのコミュニケーションの重要性が増している。
英会話だけでなく中国語、韓国語、フランス語など多言語への対応力がビジネスシーンでもカギを握る中、テリロジーサービスウェア(本社・千代田区)のサービスに注目。
同社が提供する「みえる通訳」は多言語映像通訳サービス。スマホやタブレットを使ってその場で通訳オペレーターを呼び出すことができるうえに、指さし会話アプリ「さわって通訳」を無料オプションで、映像の特性をいかした「手話通訳」を標準提供する。現在は10カ国語に対応し、今後は13カ国語へ拡大する。
その利便性は高く評価され、西武鉄道やイオングループ、ゾフ、AOKIなど大手が次々と導入している。西武鉄道では昨秋から全91駅に「みえる通訳」「さわって通訳」を導入し、スムーズな輸送を実現。イオングループは今年2月から業務用スマホなど約2万台を駆使し、訪日旅行客の買い物をアシストしている。ゾフは昨春202店舗に導入し、メガネブランド「ゾフ」を世界へアピール。AOKIは17年から順次導入し全708店舗でサイズ直しや会計などの接客シーンで活用している。

大手が次々導入 スムースな輸送・訪日旅行客の買い物アシスト

イオンでの利用シーン

同社取締役ソリューション事業部の小野宏之事業部長は「例えば“現状のサービスで大丈夫“とおっしゃる場合でも、実は外国からのお客様には上手に伝わっていないケースがあります。(画面を通し)対面接客をした方が業績アップにつながるといえます」と話した。
5月からはマルチ通訳機と映像通訳のコラボも実現。「arrows hello AT01」との便利なパッケージサービスを提供しており、こちらも要チェックだ。
詳細は「みえる通訳」公式サイト(下記)へ。
http://www.mieru-tsuyaku.jp/