BOAT RACE 君こそスターだ!20200613

19年最優秀新人!2年連続トップルーキー選出‼
世代屈指の旋回力で頂点狙う 宮之原輝紀

 GⅢ第7回イースタンヤング(14~19日、桐生)で期待を背負う逸材が宮之原輝紀(みやのはら・こうき、22)。19年の最優秀新人で、2年連続トップルーキーに選出された東京支部の新エース候補だ。ルーキー世代屈指の旋回力を誇り、今回も優勝争いを演じる。

 

昨年1月初A1級
準備は整った。
あす14日開幕のイースタンヤングに照準を合わせてきた宮之原。昨年9月のヤングダービー(三国)でGⅠ初優出を果たすなど大舞台を経験しているだけに、圧倒的な旋回力で頂点を狙う。
16年5月に18歳でデビューすると18年6月、キャリア2年1カ月で初優勝を飾った。昨年1月にはA1級に初昇格。同月に行われた周年記念(蒲郡)でGⅠ初出走。並み居る強豪を相手に予選突破を果たした。その後も順調に力をつけ、GⅠには6度出場、前述のヤングダービーでGⅠ初優出と快進撃が続く。「最近優勝していないので、自分としては満足していません」と話すが、能力の高さに疑いはない。

 

整備士の父に影響
その原点は平和島にある。父・正宣さんが平和島の整備士だったこともあり「保育園の時くらいからボートレースを見てきた。父の仕事が格好いいなと思った」と振り返る。
自身は硬式野球ポニーリーグ「羽田アンビシャス」に在籍し、二塁手として活躍。中学時代には全国大会8強入りした実績を持つ。
しかし身長1㍍61と小柄だったこともあり、野球から転向してボートレース界を目指すようになった。「高校(都立千歳丘)1年からボートレーサー養成所の試験を受けたが、なかなか受からなくて」と苦笑したが15年4月に養成所へ入学。「受かった時は父も凄く喜んでくれた。僕には選手になれとは一度も言わなかったが、父自身もボートレーサーになりたかったみたい」。持ち前の運動神経のよさもあり、養成所でいきなり素質が開花。実戦形式で行うリーグ戦では7戦6優出1V。勝率8・12という突出した成績を収めた。

 

卒記で大物ぶりも
そんな宮之原の大物ぶりを示すエピソードがある。卒業記念競走の優勝戦に1号艇で臨み、なんとインの権利を自ら放棄し大外6コースを選択。「デビューしたらしばらくは6コースだと聞いていたので」。結果はスタートで後手に回って5着だったが、将来を見据えた行動は大器の証だった。
そして、プロ入り後は2年連続でのトップルーキー選出、昨年には最優秀新人に輝くなどその名を全国にアピールしている。東都の新エースとしての期待も背負う逸材は「シンプルにターンを磨きたい。エンジンうんぬんではなく旋回力をつけたい」と向上心も人一倍だ。
「大きなレースになると、みんなのターンの質が違う。他の人のレースはよく見るようにしています」。イースタンヤングでも見る者を魅了するレースが期待できそうだ。
趣味は競馬若手騎手と交流も「好きな馬はアーモンドアイ」

〇…宮之原の趣味は競馬。
レース予想はもちろん、若手騎手とも交流があり、石川裕紀人、松若風馬、井上敏樹、武藤雅らの存在に刺激を受けている。レースの感想をLINEで交換していると明かし「舞台は違うが同じ公営競技。互いに頑張ろうと思う。僕の好きな馬はアーモンドアイです」と笑みを浮かべた。

♤宮之原輝紀(みやのはら・こうき) 1997年(平9)11月26日生まれ、東京都大田区出身の22歳。118期生として16年5月平和島でデビュー。7月戸田で初1着。17年11月平和島で初優出。18年6月江戸川で初優勝。19年1月蒲郡周年でGⅠ初出場。同9月の三国ヤングダービーでGⅠ初優出。19年の最優秀新人。通算2V。登録番号4939。1㍍61、50㌔。血液型O。

スポーツニッポン2020年6月13日付