令和初の「王将戦」

渡辺王将 王将位防衛 令和最初の熱戦制す

金山で有名な佐渡島で防衛した渡辺王将は金メダルを手に笑顔(Photo by スポニチ)

渡辺明王将(35)が熱闘を制して防衛に成功、シリーズ4勝3敗として2期連続4度目の王将位を獲得した。自らの大駒2枚を挑戦者・広瀬章人八段(33)に差し出すピンチに追い込まれながら底知れない地力の強さを発揮。最後は粘る広瀬を振り切ってゴールにたどり着いた。王将位通算4期は谷川浩司、久保利明両九段に並ぶ4位となった。
上気してほんのりと赤色に染まった渡辺の表情が激戦を物語っていた。勝利の第一声を発するまでに数秒の間が空く。「まあ大変な将棋で…。だいぶ後ろの方(最終盤)まで分からなかった将棋でした…」。疲労感を隠すことなく盤面に視線を落とした。

続きはこちら…スポニチアネックス 2020年3月27日

◆渡辺 明(わたなべ・あきら)1984年(昭59)4月23日生まれ、東京都出身の35歳。2000年に四段昇段を果たし、史上4人目の中学生棋士に。04年に竜王の初タイトルを獲得以降、王将戦4期を含む25期の戴冠を誇る。現在は王将のほか棋王、棋聖も保持。

令和初の「王将戦」

第69期大阪王将杯王将戦七番勝負は1月12日(日)、静岡県掛川市の掛川城を皮切りにスタート。日本列島を舞台とした3カ月に及ぶ長丁場の対局は全7局。
連覇を目指す渡辺明王将(35)対初登場となる挑戦者・広瀬章人八段(32)、どちらかが4勝した時点で王将(勝者)が決定いたします。

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七番勝負日程

 対局日対局場
11月12、13日(日、月祝)「掛川城 二の丸茶室」
静岡県掛川市掛川1138-24
TEL 0537-23-1199
21月25、26日(土、日)「山水館」
大阪府高槻市原3-2-2
TEL 072-687-4567
32月8、9日(土、日)「ホテル花月」
栃木県大田原市黒羽向町2
TEL 0287-54-1105
42月20、21日(木、金)「ホテル花月園」
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1244-2
TEL 0460-84-8621
53月5、6日(木、金)「KKRホテル大阪」
大阪府大阪市中央区馬場町2-24
TEL 06-6488-7777
63月13、14日(金、土)「大幸園」
佐賀県三養基郡上峰町堤1651-109
TEL 0952-52-2220
73月25、26日(水、木)「佐渡グリーンホテルきらく」
新潟県佐渡市しいざき温泉
TEL 0259-27-6101
王将の駒を手にラグビーの“トライポーズ”を決める渡辺王将

渡辺 明(わたなべ・あきら)
1984年(昭59)4月23日生まれ、東京都出身の35歳。2000年に四段昇段を果たし、史上4人目の中学生棋士に。04年に竜王の初タイトルを獲得以降、王将戦3期を含む23期の戴冠を誇る。現在は王将のほか棋王、棋聖も保持している。

 

高槻の名産である寒天作りの衣装を身にまとい喜ぶ広瀬八段

広瀬章人(ひろせ・あきひと)
1987年(昭62)1月18日生まれ、東京都出身の32歳。2005年に四段昇段、09年に新人戦で棋戦初優勝。10年の王位戦でタイトル戦初出場、初獲得。以降、昨期の竜王を含めタイトルは2期。早大教育学部理学科数学専修卒の「理系男子」。