第69期大阪王将杯王将戦7番勝負 第7局

決着は5期ぶりの第7局へ

渡辺明王将(35)2勝、広瀬章人八段(33)3勝で迎えた第6局は後手の渡辺が108手、終盤の逆転勝ちで3勝3敗のタイへ戻した。シリーズの行方も逆転勝利をにらみ、5期ぶりの第7局へ決着を持ち越した。
第7局は 3月25、26日に新潟県佐渡市の「佐渡グリーンホテルきらく」で指される。

広瀬章人(ひろせ・あきひと)
1987年(昭62)1月18日生まれ、東京都出身の32歳。2005年に四段昇段、09年に新人戦で棋戦初優勝。10年の王位戦でタイトル戦初出場、初獲得。以降、昨期の竜王を含めタイトルは2期。早大教育学部理学科数学専修卒の「理系男子」。

渡辺 明(わたなべ・あきら)
1984年(昭59)4月23日生まれ、東京都出身の35歳。2000年に四段昇段を果たし、史上4人目の中学生棋士に。04年に竜王の初タイトルを獲得以降、王将戦3期を含む23期の戴冠を誇る。現在は王将のほか棋王、棋聖も保持している。

対局中の厳しい表情が印象的なプロ棋士だが、スポニチのカメラがとらえた対局前後の〝戦士の休息〟の表情です。