スポニチ2019年10月31日付

HOT‼ 秋のタイ漁祭 8隻に分乗 161人熱戦

バリバスカップ2019スポニチ「平塚沖アマダイ釣り大会」が27日、神奈川県・平塚沖を舞台に開催された。平塚・庄三郎丸をベースに8隻に分乗した、参加者161人の熱戦の様子をお届けします。

「ボケッと」奏功/36センチで船中1号

開始10分後、船中1号を仕留めた中村さん

船中第1号が水面を割ったのは、投入10分後。110メートルダチで左舷胴の間、町田市・中村淳さん(55=会社員)が上げた36センチ。アマダイの自己記録は52センチとか。次男の淳さんを含め男3兄弟は小学生の時から無類の釣り好き。誰が上手?には「全員が自分だと言う」そうだ。釣り方は「一生懸命やると釣れない。ボケッとしていること」と、コツを披露。これが功を奏して、納竿間際に2匹目を追加。4人の仲間内で頭となった。(18号船)

38.4センチ!!8匹/入賞無念も竿頭

良型のアマダイに大喜びの桝見道人さん

入賞には届かなかったが、38・4センチを筆頭に計8匹を釣り上げ22号船の竿頭となったのが川崎市の桝見道人さん(67=会社員)。仕掛けは自作の1本バリを使用し「タナがきっちり取れるし、手返しもいいからね」。友人に誘われ、10年前に磯釣りから船釣りに転向。最近は「テカニカルな釣りが好き」とにっこり。(22号船)

 

創立40年愛好会/職場で釣り効果

大型アマダイを狙いに大会に参加した鎌倉市役所釣愛好会のメンバー

8号船に乗船したのが鎌倉市役所釣愛好会の11人。創立40年で現在は20~70歳代の約30人が在籍し、年4回は庄三郎丸に乗船し竿を出す。前代表で今回の世話役の進藤勝さん(60=公務員)は「役所内で部員同士が会うと“今度はどこに行く”なんて相談も。部署も多彩で仕事も頼みやすい」と釣り効果を強調していた。(8号船)

 

船別あと一歩も/ギフト券を獲得

浮いたアマダイを持つ田口さん

狭山市から駆け付けた田口吉夫さん(64=会社員)は、やっと勝負サイズを掛けた。ところが水面でシイラにハリスを切られて魚は船下に。「絶対浮いてくる」。タモを手に待機。「出たぞー」。船尾からの声に駆け寄り見事キャッチ。35・6センチは僅差で船別を逃したが抽選会で「大好きな餃子(ギョーザ)」のギフト券をゲット。まだツキは残っていた。(23号船)

 

オマツリ連発も/35.5センチ珍一荷

▼第10代アングラーズアイドル松尾智佳子 狙うは“デカアマ”…思いは空回りし、二枚潮の影響でオマツリを連発し、釣り時間と、仕掛けをほどく時間がほぼ同じくらいのトホホ状態。本命なしのまま残りは1時間に。

苦戦の末、本命のアマダイを釣り上げた松尾智佳子

見かねた隣の参加者が、ピンク色のキラキラ系オモリを貸してくれました。これが大当たり。叩くような当たりがあり、ゆっくり巻き合わせをしたらヒット。慎重に巻き上げると35.5センチ!上バリには通称コアラ(小アラ)のおまけ付き。珍しい一荷にうれしいやら、恥ずかしいやら。

アングラーズアイドルとしてのバリバスカップ参加はこれで終了。各地で釣りができて楽しかったぁ。これからもどこかの釣り場でお目にかかりましょう。