マダコ 3.94㌔ 光ったベテランの技

マルキユーカップ2022 スポニチ那珂湊マダコ釣り大会

マルキユーカップ2022「スポニチ那珂湊マダコ釣り大会」が茨城県那珂湊沖で開催された。仙昇丸、源心丸の2隻に分乗した41人の参加者の中で、台東区の木之下英典さん(51=会社員)が3・94キロの大ダコを釣り上げ総合優勝した。

優勝した木之下さん(左から4人目)を中心に入賞者たち

ノリノリタコライダー スタンプ最新“兵器”導入も潮が流れず苦戦

優勝した木之下が釣った特大

餌木タコ釣りの最新“兵器”がマルキユーの「ノリノリタコライダー スタンプ」。同社の技術を結集した夢の誘引剤も、流れない潮の前でその“実力”をなかなか発揮できない。那珂湊沖で大物の実績があるポイントを回る仙昇丸の菊池寿澄船長も頭を抱える展開だ。

大会終了まで約1時間、左舷ミヨシ寄りの流山市・保坂修一さん(54=会社員)の竿が大きく曲がった。「重い~!」と言いながら巻き上げたのは3・32キロ。総合3位に入賞した大物だった。

源心丸では朝イチの一流し目で特大が上がっていた。総合優勝した木之下さんが釣った3・94キロだ。
「小突いていたら重くなりました。最初は根掛かりかと…」

餌木は2本付けでカラーはライムグリーンと赤。餌木タコ釣りは2年前に始めたが、その前は東京湾で手釣り。こちらのキャリアは10年以上だという。

これまで釣った最大は2・6キロ。優勝とともに大幅に自己記録も更新した。

 ▼APCの目

マダコは人間の子供と同等の知能があると言われている。そして大きくなるほど賢くなり、好奇心より警戒心が増すという。釣り人の仕掛けに簡単には手足を出してくれなくなる。掛かっても石を抱きしめて浮上するシーンも多く見られた。1キロ級で3歳児相当の知能らしいが、今回の優勝者の釣果は4キロ近い大ダコ。果たして知能レベルは?

保坂さんは総合3位。頭が大きい
片原さんはしっかり小突いて1・41㌔

 ◇大会成績(マダコ1匹の重量、単位キロ)

▼総合賞:(1)木之下英典(台東区)3・94(2)鎌北淳也(入間市)3・50(3)保坂修一(流山市)3・32(4)三浦健一(江戸川区)3・17(5)安達勝一(千葉市)2・41

▼女性賞 片原恵麻(横浜市)1・41

▽主催 スポーツニッポン新聞社・東日本釣宿連合会
▽特別協賛 マルキユー
▽後援 バリバス
▽協賛 アデランス、大塚食品、オカモト、がまかつ、サクラ高級釣竿製造所、サニー商事、シップスマスト、シマノ、上州屋、ダイワ(グローブライド)、タックルベリー、釣り船情報ぎょさん、デジタル魚拓DGS、ハイアールジャパンセールス、ハヤブサ、マルサンアイ、宮島醤油、ルミカ