厳選素材の漬け魚専門メーカー「銀だら屋」

青山姉妹が北海道の「おいしい」を紹介する「ほっかいどう ぷらす」。4回目は創業昭和56年の丸加水産(北海道北区新川西2条1丁目4-1)。漬け魚専門メーカーの公式オンラインショップ「銀だら屋」のこだわりを教えてもらうために工場を訪問しました。

昔ながらの製法にこだわる㈱丸加水産。銀ダラ、銀ガレイ、サワラ、ホッケなど20種類以上の素材は北海道をはじめ、全国、世界から厳選されたものを仕入れています。

厳重な入室管理を経て、魚たちが集まる工場に足を踏み入れると、徹底した衛生管理の下、それぞれの職人さんが、てきぱきと担当の仕事をこなしています。

魚を手作業ながら正確に切りさばき、漬魚用の特製味噌、醤油、塩麹等を魚の肉質やサイズを感じながら、これも手作業で漬け込んでいきます。

工場見学後、会議室で試食をさせてもらいました。グルメレポーター歴13年、青山千景の腕ならぬ、舌の見せどころです。

銀ダラの味噌漬けの香ばしい匂いが会議室内に漂い、食欲がそそります。

箸を入れると、きれいに身がほぐれます。銀ダラ本来の持つ美味しさを引き立たせる味噌の香りがしみ込むマリアージュはたまりません。ごはんにも合いますが、お酒のアテにもピッタリ。冷めても美味しいので、贅沢なお弁当にもおすすめ。

新鮮な魚ばかり食べていて、漬け魚が少し苦手だった利尻に住む友人も「銀だら屋」の銀ダラを食べて、病みつきになったそうです。

私もマタニティになってから味付きのお魚が食べられなかったけど、美味しくて完食してしまいました。


 公式オンラインショップ「銀だら屋」では地元の会社とコラボの商品開発にも取り組んでいます。注目を集めている上川大雪酒造の純米吟醸粕を使った漬魚や札幌のトモエの味噌、醤油を使った漬け魚もギフトで人気を集めています。贈り物をいただいた人が包装を見て、電話で問い合わせをしてリピーターになるケースも多いようです。

創業者・坂本忠社長の経営理念「壹加相乗」。
皆で力を合わせて、同じ方向に向いたら何倍の力になる。工場を見学してそのイズムがひしひしと伝わりました。

株式会社丸加水産 TEL:011(766)1131
公式オンラインショップ銀だら屋  https://gindaraya.shop/

▽「銀だら屋」から美味しい焼き方を伝授。

  • 焼く事前準備として、冷蔵庫で自然解凍後、切り身に着いた調味料をキッチンペーパーなどでふき取ります。パックを水に漬けた解凍もOK。
  • 魚焼きグリルで焼く場合はやや弱火で、両焼きの場合は8、9分じっくりと。片面グリルは片面6分、返して3分ほど加熱。アルミホイルを敷くと身も油も落ちずに美味しく焼けます。