都市対抗 3回優勝監督トークショー

日本野球連盟・清野会長「地域支えが存在基盤」

祝賀会では主催者である日本野球連盟の清野智会長があいさつ。関係者への感謝の思いを述べ、「社会人野球は選手、スタッフが企業人。そして立地する地域の皆さまの支えが存在の基盤。さらに先を見据えながら社会人野球の発展のために議論していく」と話した。また、乾杯の音頭をとった全日本野球協会の山中正竹会長は「世界に類を見ない、日本が誇る野球文化が社会人野球」と、その価値を強調した。

鏡抜きをする(左から)清野智日本野球連盟会長、王氏、山中正竹全日本野球協会会長、丸山昌宏毎日新聞社代表取締役社長

都市対抗 3回優勝監督トークショー

都市対抗最多優勝(3回)経験監督によるトークショーも行われた。元ヤマハの川島勝司氏と元JX―ENEOSの大久保秀昭氏(慶大監督)が登壇し、思い出話に花を咲かせた。96年アトランタ五輪日本代表監督だった川島氏は、当時現役だった大久保氏を正捕手に起用した秘話を披露し、最大の理由は「打撃面」だったと明かした。同じく3回優勝の元三菱ふそう川崎・垣野多鶴監督は健康上の理由で欠席し、ビデオメッセージが流された。

♪新テーマソング「我街の誇り」披露

社会人野球の新テーマソング「我街(われら)の誇り」が会場内で披露された。作詞はマルチな活躍で知られる伊集院静氏。故郷の山口県に社会人チームがあり、同氏の少年時代は選手が「街の誇り」だった思いを込めたという。上田正樹の「悲しい色やね」などを手掛けた林哲司氏が作曲した。ヒットメーカーの両氏は13日の開会式に来場予定。出場36チームは新テーマソングに合わせ入場行進する。