天皇賜杯第75回全日本軟式野球大会・最終日
(4日・マスカットスタジアム)
静岡ガス連覇
決勝が行われ、静岡ガス(静岡)が延長14回タイブレークの激闘の末、京葉銀行(千葉)を4―3で下し、2年連続3度目の優勝を飾った。今大会15打数8安打4打点と活躍した志田卓也内野手(32)が最優秀選手賞に選ばれた。静岡ガスには高円宮妃久子さまから天皇賜杯、優勝メダルが授与された。
延長14回決着/志田がMVP
<静岡・静岡ガス>
死闘を制した。延長14回を一人で投げ抜いた小井は「さすがに疲れました」と笑った。執念の2連覇だ。1点を追う9回2死二塁から樋口が同点打。延長11回は逆に1点を勝ち越したが、その裏に本塁打で追いつかれた。14回は無死一、二塁から始まるタイブレーク。望月の一塁強襲安打で2点を勝ち越し、その裏を小井が1失点でしのいだ。コロナ禍で今年唯一となった全国大会をチーム一丸で制した車谷芳紀監督は「会社に最高の恩返しができた」と感無量の表情。最優秀選手賞を獲得した志田は「自分の成績はおまけ。チームが勝てたので」と笑顔で振り返った。
▼京葉銀行 中原竜太監督
粘り負けだった。最後に課題の守備でミスが出たのは残念だが、全体的にこの大会でやりたいことはできた。出直して次に向かいたい。
◇表彰選手◇
▽最優秀選手賞 志田 卓也(静岡ガス)
▽優秀選手賞 小井 敬宏(静岡ガス)
▽敢闘選手賞 栗原 洸(京葉銀行)
▽決勝
静岡ガス(前年度優勝)
000 000 001
010 02―4
010 01―3
000 010 000
京葉銀行(千葉)
(静)小井―増田
(京)栗原、佐瀬、古川―水上、兵藤
[本]小野田(京)
※延長14回はタイブレーク
▽主催
全日本軟式野球連盟
スポーツニッポン新聞社
▽共催
岡山県ほか
▽主管
全日本軟式野球連盟岡山県支部
▽後援
岡山県スポーツ協会ほか
▽特別協賛
ENEOS株式会社