第56回スポーツニッポンフォーラム

2・26Jリーグ開幕 し烈な新シーズンへ

元日本代表 城氏「打ち合って面白い試合を」

2021年のサッカー界について話す(左から)倉敷保雄氏、金子達仁氏、城彰二氏、中田浩二氏

スポーツ振興支援と国民の体力づくりを考える異業種交流勉強会「第56回スポーツニッポンフォーラム」が16日、東京都千代田区のKKRホテル東京で開催された。新型コロナウイルス感染防止対策を徹底し、限定100人が出席した。

シンポジウムは「いよいよJリーグ開幕!~2021年の日本サッカーを占う~」がテーマ。スポーツライターの金子達仁氏(55)、サッカー元日本代表で本紙評論家の城彰二氏(45)と中田浩二氏(41)をパネリストに迎え、倉敷保雄フリーアナウンサー(59)の司会進行で意見交換した。

ウィズコロナ1年目となった昨季について、中田氏は「鬼木監督のマネジメントがはまり、どの選手が出ても川崎Fらしいサッカーをしていた」と優勝チームを称賛した。金子氏は無観客試合(リモートマッチ)について「サッカーの魅力が9割減」と残念がった。その上で「お金のあるチームが強いスペインやドイツと比べ日本は優秀な監督、フロントがいれば勝てる不思議なリーグ」とJの独自性について分析した。

J1は一挙4チーム降格

26日に開幕する新シーズンに向け、城氏は「昨季のリモートマッチを見て、サポーターの声援が一番だと思った。打ち合って面白い試合をしてほしい」と期待した。J1は4チームが一挙に降格するシーズンとなるため、城氏と中田氏は「守備的な戦術になるチームが出てくる」と語り、金子氏は名古屋と神戸をV候補に挙げた。(詳細は2月24日のスポニチに掲載。一部地域除く)