アンバサダー・哀川翔に聞く

カブトムシ飼育の魅力は成長過程

ヘラクレスオオカブトの模型を前にポーズを決める哀川翔

今年もアンバサダーは俳優の哀川翔(58)が務める。カブトムシ飼育家としても有名で2015年にはギネス記録を上回る88ミリを育てた。今年の最大は86ミリで「いまいち足りないね。今年は寒いし、雨長いし…」と残念そうだ。
哀川がカブトムシの飼育をスタートさせたのは20年ほど前。鹿児島に帰省した際、おがくずの中からカブトムシの幼虫を発見した。「子供の頃に飼っていたけど1回も成虫にしてないなと思って」東京の自宅に50匹ほど持って帰った。環境が良かったのか運良く全て成虫になり、そこから毎年羽化させ現在は5000匹ほどを自宅と茨城の養殖施設の一画を借りて育てている。
そこでは哀川オリジナルの腐葉土で幼虫を育てる。宮崎からクヌギのおがくずを送ってもらい、それを発酵させて作った腐葉土で過去最大の88ミリを記録。目標は「90ミリ。86~87ミリが出ているうちは期待できる」と話し「毎年狙っているけど1年に1回のことだから。また来年頑張るしかねえな」と前を向く。
今年の大昆虫展ではカブトムシの成長の様子が見られるコーナーがある。幼虫からさなぎ、さなぎから成虫になる過程をタイミングが合えば生で見ることができる。カブトムシ飼育の魅力を「成長過程」と話す哀川は「成長の段階を見られるのが凄く面白い。そこにはロマンがあるよね」と絶賛。「自由研究にぴったりだよ」と子供たちに勧める。
ヘラクレスオオカブトに触ることができるコーナーもあり「やっぱり本物を見て直接触れるってのがいいよね。全然、昆虫へのイメージが変わると思う」と楽しみな様子。
同展を「家族で楽しんでいただきたい」と呼び掛ける哀川は「昆虫を通じて学んだり経験できたりという昆虫展。何か得るものがあれば将来的にも楽しめると思います」と笑顔で話した。

▷会期 9月1日(日)まで
▷時間 午前10時~午後6時、金曜日と土曜日はナイト営業(午後6時半~9時)も
▷場所 東京スカイツリータウン・東京ソラマチ5階「スペース634」
▷入場料 大人(高校生以上)1000円、子供(4歳以上)700円、親子券(大人+子供)1500円
▷主催 大昆虫展実行委員会(スポーツニッポン新聞社、共同通信社、TBSラジオ、BSテレビ東京、ぴあ、芸能座)