毎週金曜夜限定 「昆虫食教室」

食べられる虫の魅力を分かりやすく

大昆虫展では今年初めての開催となる「昆虫食教室」も注目だ。毎週金曜日夜限定のイベントで「NPO法人 昆虫食普及ネットワーク」の内山昭一理事長の協力により、その魅力を知ることができる。

昆虫食の魅力を語る内山昭一氏

昆虫食とは文字通りイナゴやセミなど昆虫を食材とした料理を食すこと。近い将来起こる可能性がある食糧難問題に対し、昆虫が持続可能な食糧として重要になると国連食糧農業機関が発表したことで注目を集めている。
「全6回、それぞれ特徴があるように」と内山氏は毎週違ったテーマを用意。昆虫食における日本と世界の違いや昆虫の栄養価、未来の昆虫食など毎回楽しめる内容を予定している。内山氏は、自由研究で昆虫食を題材として取り上げる子供たちが増えていることを挙げ「できるだけ分かりやすく伝えたい」と意気込みを語った。

ちくわで挟んだセミの幼虫の薫製を食べる井上咲楽

同展応援団長でタレントの井上咲楽(19)も昆虫食愛好家の一人。「むしろ名乗り出てやりたいくらいだったので、今回は凄くうれしかったです」。井上が昆虫食にハマったきっかけはテレビ番組のロケで名古屋にある長野県のアンテナショップでハチノコを食べたこと。「最初はびっくりしましたが凄くおいしくて」。その魅力のとりこになり、今では自宅で食用のミルワームを飼育するほど。昆虫食を提供するカフェにも通い、バレンタインデーにはサソリやトノサマバッタなどをチョコレートフォンデュで楽しんだという。
「今後、昆虫食は常食になると思うんです」と話す井上は「今はゲテモノとして“えーっ!!”って食べることが多いと思うんですけど、一般家庭のメインディッシュに出るくらいになったらと思います」と昆虫食の未来を描いている。
スカイツリーで一風変わった夜を、家族あるいはカップルで楽しんでみるのも面白い。

▽会期 9月1日(日)まで
▽時間 午前10時~午後6時、金曜日と土曜日はナイト営業(午後6時半~9時)も
▽場所 東京スカイツリータウン・東京ソラマチ5階「スペース634」
▽入場料 大人(高校生以上)1000円、子供(4歳以上)700円、親子券(大人+子供)1500円
▽主催 大昆虫展実行委員会(スポーツニッポン新聞社、共同通信社、TBSラジオ、BSテレビ東京、ぴあ、芸能座)