TPC(Top of Poker Championship)を企画した理由!

まず、コロナ禍における大阪のアミューズメントカジノ、特にポーカーハウスについて状況を捉える必要がある。ポーカーを取り巻く環境は2019年末頃から20年の3月まで爆発的に人口が増え始めました。

その要因は19年夏に開催されたWSOP(ポーカー世界大会)で池内氏が2位となり、賞金約9000万円を獲得したことをきっかけに、私自身も同年末に、EPTハイローという参加費150万円の大会に出場し、1週間で2度優勝し、賞金総額9500万円を獲得。その翌年に「AJPC」、「natural8」、「スポニチ」の3社とアンバサダー契約を締結した。

それ以上に大きかったのが、ポーカー系YouTuber【世界のヨコサワ】が大人気となったことで、ポーカーを始める人が爆発的に増える理由となった。

しかし、残念なことに昨年年3月頃から新型コロナウィルス感染症が拡大し、海外はおろか、出歩くことすら難しくてなった。その結果、自宅でオンラインポーカーをする人が増え、その後アミューズメントポーカールームに集まることとなる。
特にその影響が大きかったのが東京であり、東京は今までの2~3倍くらいの集客や新規顧客が詰めかけ、連日賑わいを見せた。

一方、大阪はと言うと、プレイヤーは増えたが東京と比べると大きな影響はなく、ちょっと増えたかなという状況であった。それ以上に繁華街のポーカールームは食事などの後に寄る人が居なくなり閑散としている日も多かった。

私は大阪で一番古いポーカーハウスの「BRUFF BAR(ブラフバー)」と縁あって、今年2月に私の関連会社で株式の過半数を取得することになった。
この老舗であるブラフバーですら、損益分岐点ギリギリの状況だった。

第1回TPCが行われた大阪・BRUFF BAR

さて、大阪や地方都市のポーカーを取り巻く環境からこのままではポーカーができる所が潰れて、無くなっていく可能性を危惧した。
私は本業が経営コンサルタントであることから、ブラフバーと特に地方都市のアミューズメントポーカーを流行らすためにTPC(Top of Poker Championship)の企画を立ち上げた。

まず自社がメインスポンサーとなり1500万円を協賛し、日本中で予選を行う仕組みを取った。更に、DAY1とDAY2は各地方でも開催し、DAY3進出者には旅費相当の入賞を果たしてから大阪に来てもらえるようにした。これによって参加者は各地方の予選で勝ち抜き、実費負担無しで大阪に来てもらえる。

TPC初代王者となった榊原利真さんを祝福するつぐ兄(左)
TPC「ファイナル(DAY4)」に出場した9人のプレイヤー

いきなり唐突に始めた大会ではあったがなんとか無事に第1回目を終わらすことができた。

今後の目論見としては、色々な団体や企業に協賛してもらい、日本一の大会にしていきたいと思っている。

最後にこれはまだ企画段階ではあるのだが、TPC成績優秀者を20名ほど招待し、そこにポーカーの出来る芸能人の方や僕の友達の世界中のポーカープロ達を招待してエキシビジョンマッチを開催することも考えている。