旅育マイスター・遠征リポート20-2月
スポニチポーカーアンバサダーとなった石田有里は、シングルマザーで世界各国のポーカー大会に参戦する旅育中のポーカープレイヤーで、現在日本人女性として獲得賞金額№1のプレイヤーです。本サイトでは石田が旅育マイスターとして、世界各国で行われる大会に遠征した際のリポートを紹介します。
【2020年2月:モンテネグロ編】
今年2月はモンテネグロへ。2月12~19日に開催された「Merit Casino Royal Spiendid Budva」で、昨年キプロスに参戦した際にご縁があり、Merit Pokerから招待していただき、初参加しました。
Budva(ブドゥバ)は実は世界の著名人やVIPの隠れリゾート地。オフシーズンでしたが、気候も良く、快適に過ごすことができました。アジアでプレーするのとは違って、ほぼ周辺国からの未知なるプレイヤーとの戦いで、今までで一番新鮮で多国籍な環境でした。食事もご一緒させていただいたり、リトアニアやウクライナなど10カ国以上のプレイヤーとプレー中に話したりと、グローバルなフィールドでした。
戦績はメインイベント295人エントリー中、14位(賞金は約58万円)。サイドイベントは57人エントリー中、1位(同・約16万円)と中々良い結果でしたが、私の強運具合からしたらメインイベントは、Final Tableに座っていてもおかしくなかったので、反省も残る試合となりました。
さて、海外遠征の醍醐味といえば、世界中のポーカープレイヤーと交流し友達が増えるのはもちろん、現地の美味しい食事を堪能したり、観光も楽しんだり・・・。そんな中、私は育児もしており、旅育マイスターとしても活動しています。旅育を通して子供と一緒に自分自身も成長させてもらっていますが、まさに今回、子供の可能性を潰しているのはいつも大人であるということに気がつきました。
モンテネグロのコトル旧市街地は世界遺産。その城壁を登るのはかなり過酷で、頂上までは1350段もの険しい階段があります。さらに日没まで1時間しかなくて、4歳の娘には無理かなと諦めかけていましたが、せめて途中まで登ろうと挑戦。私のお友達も一緒でしたが、大人の私たちのほうが音を上げそうになるくらい本当にハード。それでも頑張って、もうすぐだよ!って、ズンズン上がる娘の方に励まされて、皆で頂上の要塞まで無事到達し、サンセットもギリギリ見ることができました。ゆっくりする間もなく、街に降りる頃には真っ暗でしたが、ガタガタな不揃いの石段1350段を、約2時間ちょっとで上りも下りも4歳児が1人でやってのけました。
子供って大人が思っているほど子供ではない。子供に早い遅いもない。できるかできないかは、大人が決めないでやりたいことはさせてあげてください。決してあなたにはまだ無理なんて言わないで。そんな発見、気づきが旅育していると山ほどあります。
今は中々、海外旅行やお出かけしにくい状況ですが、実体験は必ず財産になっていきます。良ければ、世界の旅育の模様をインスタグラムでご覧いただけたら嬉しいです。
旅育マイスター石田有里 Instagram @sarah_littletraveler
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