スーパーハイローラーへの挑戦編②
つぐ兄コラム-5
「GACKTさんとの出会い兄さんと呼ぶに至るまで」
始めて出場した参加費5万ユーロ、約700万円の大会。1DAYハイローラーで、全く皆無と言っていいほど良い手が3時間ほど配られず、ジリジリ持ち点を減らしていく中、プリフロップでボタンレイズに僕はBBでリスチールオールイン!僕の手「K8s」。相手「・・・」の長考。僕、心臓が口から出そうなくらいバクバクする。3分も長考されて吐きそうになる(笑)。相手、「コール!!」。僕はその声が聞こえた瞬間「チーン」ってなり、更に相手からショーダウンされたハンドが「AK」で血の気が引いたのを今でもよく覚えている(笑)。
そして、2018年12月「EPTプラハ」で、シングルデイハイローラーでついに2位!賞金2500万円を1日で獲得!!初年度の4〜123月の合計賞金3000万円獲得と滑り出しは悪くない。
そして迎えた2019年夏「EPTバルセロナ」。
GACKTさんの「POKER×POKER」という番組に呼んでいただいたことをきっかけに仲良くしていただき、そのGACKTさんと一緒に出場した人生最大の参加費なんと10万ユーロのスーパーハイローラー。日本円で約1300万円の超高額の参加費、正直痺れましたね。
この大会は全日程3日間で行われるのですが、初日終わってほぼ最下位ぐらいで通過。続く2日目もいい手がなかなか入らない中耐え続け、2日目終わり間際の賞金獲得直前のバブルから爆発!2日目が終わった時点で、残り9人。なんとチップカウント(持ち点)1位で3日目のファイナル進出。優勝すれば賞金約2億円。結果はフェイバリット、フリップほぼ負けのアンラッキーも重なり5位入賞で終わるものの、賞金6000万円を獲得!
それ以外のイベントでもファイナルテーブルに合計6回進出し、その内2つは大きく勝ち、1000万円を獲得。合計7000万円の賞金を1シーズンで獲得となった。
この年の夏の思い出は、日本の夏の海でGACKT兄さんとジェットに乗り、激しすぎて恐縮しながら兄さんに抱きついたこと(笑)。あと、「EPTバルセロナ」で、僕の誕生日を兄さんと2人でバーで迎え「誕生日おめでとう」とハグされたこと。カッコ良すぎる(笑)。
そう、ポーカーは夢がある。ポーカーを極めれば賞金を獲得するチャンスがあることと、そして恐れ多いことだが、兄さんと友達になれたことだ。そのほかにもギタリストの巧さんや大勢の友達の輪が大きく広がった。
さて、話は戻り、これでスーパーハイローラーに参戦してから1年半で合計賞金1億円。ほぼ目標達成で収支マイナスは無いなと思っていた年末最後の戦い「EPTプラハ」。なんとハイローラーシリーズで2つ優勝!賞金はなんと9000万円獲得。1週間でハイローラー2冠は滅多に無く、世界的に新聞で報道されると言う快挙。
これにより、2019年の日本人最優秀選手プレイヤーオブザイヤーを受賞。さらに、同年の年間賞金王に加えて、全日本人の生涯獲得賞金総額ランキング1位。全てにおいて日本人№1ポーカープレイヤーとなった。
ちなみに僕はポーカー用の会社を作り賞金を税務申告して税金を納めている。プロと呼ばれる以上その辺もしっかりするべきだと思う。