〜つぐ兄のポーカー戦略〜
つぐ兄コラム-6
ポーカーの要素は大きく分けて二つと言われる。一つは数学的な確率、もう一つは運の要素とされる。それぞれの確率は70%と30%ほどと言われるのが一般的。
しかし、僕の場合のポーカーは違う。数学的な確率、運の要素に加え、メンタリズム(心理戦)が大きく締める。僕の場合の比重は、メンタリズム50%、数学40%、運の要素10%である。運の要素を極限まで下げることで、安定した賞金の獲得とファイナルテーブル、決勝へと進めれる確率が高くなる。
僕の場合のポーカーはGTOや確率といったものは前提にありながら、「メンタリズム」簡単に言うと人の心理状態を読んだ上でプレイする。少し簡単なメンタリズムポーカー戦略をお見せしようと思う。正直あまり教えたくはないのだが(笑)。
先日。北海道で僕の勉強会の3ハンド目のシチュエーション。
100-200ant200
+2 リンプコール
ボタン1,000レイズ
+2 4,500レイズ
ボタンコール
フロップQT4
+2 3,500ベット
ボタンコール
ターン7
+2 チェック
ボタン 3,000ベッド
+2 ダウン
僕はフロップの時点でAQの確率が65%くらい、ターンで95%の確信を持った。その場面にいないとなかなか伝わりずらいが、皆が見ている情報は上記の感じかと思う。僕の捉えている情報を加味して下記に書いてみる。
スタートして3ハンド目
100-200ant200
+2 リンプコール
(彼はポーカー歴はありそうな方)
ボタン1,000レイズ
(彼女は女性で歴は短そう。オープン1,000はスチールというよりハンドがしっかりしてそうだなという印象)
+2 4,500レイズ
(リンプレイズ!かつ、高めのレイズ。AA、KKではこういったプレイにならない。恐らくAK、AQ、99、TT)
ボタンコール
(クイックでコールしている。AA、KKなし、AQ、AK、TT、JJ、本線はAQ)
フロップQT4
+2 3,500ベット
(かなり安い、そしてフロップ開いてから割とクイック目のベッドで少し焦っている様子、滑ったかな)
ボタン コール
(クイックでコール。この時点でAQ本線、あとはセットか・・・)
ターン7
+2 チェック
(諦めた感があったのでAK、JJまでだが、チェックバックする雰囲気でもないからAKが本線)
ボタン 3,000ベッド
(クイックで安めのベッド、この時点でAQを確定だと思う)
+2 ダウン
このシチュエーションを動画で見たい方は僕のYouTube「つぐ兄/つぐちゃん」で見てもらえればと思う。上記で書いたものは頭の中で展開しているのだが、勉強会ということもあり言葉に出している。
勉強会のフルバージョンはまた後日アップする。
皆さんはどうだっただろうか。単純に初めのやり取りで書いたような情報しか見てないのではないか。僕は下記の文面をメンタリズムポーカーとして普段から頭の中で廻らせ、かつ、そのシュチュエーションからハンドまで全て覚えていき、アクションのタイミングや金額、動作を分析して視覚的に捉えてメンタリズムポーカー実践している。