ポーカーにおけるストーリーとは

僕は12年間の経験から、プリフロップからリバーまでの一般的なストーリー(ストーリー=なぜそのようなアクションを続けたか、という一連の流れと根拠)を全て理解している。

このストーリーがズレると、違和感を感じて、リーディングが可能となる。
よく見かけるのは、ストレートドローを引きにいくようなアクションをしていたのに、リバーでAが落ちて、いきなりAヒットのふりをする人がいる。もちろん上級者にはブラフキャッチされる。
ストーリーに合っていないので、コールされてしまうのである。

一例になるが、ポーカーにおけるストーリーを書き出してみる。
プリフロップで3ベットをするハンドは、Aとグッドキッカー、ポケットペア、78スートのようなスーコネ。
特に、世界のトッププロがスーパーハイローラーでショーするハンドはほぼこの3種類しかない。
また、プリフロップで4ベットをふるハンドはAとグッとキッカー、JJ以上のペア持ち。

2019年「EPT」参戦時

人はそれぞれそのアクションはほとんど決まっており、ポケットを3ベットする人は毎回のようにする、AK、AQで、ポジション関係なく必ず3ベットする人、等々。
フロップでのアクションは、フラッシュドローでチェックレイズなど暴れ出す人やコールで合わせる人、毎回同じ動きをする人が多い。
フロップジャストコールだったプレイヤーがターンでミニマム近いレイズするのはセット以上の可能性が高い(ドローボードでない場合)。
フロップとターンはコールで、リバーにレイズする場合はセット、2ペアをリバーで引いた可能性や役ができた可能性が高い。
BB、SBがフロップでチェックレイズしたのに、ターンはチェックする場合、トップヒットのキッカーの弱いハンドの可能性が高い。
フロップで強いハンドが完成した場合、いきなりベットするか、弱く見せるか、同じ方針を取る人が多い。
微妙なハンドの場合、リバーまでコールでついてくる人は、どんな時もコールでついてくる。実際事細かに書くと、莫大なストーリーが存在する。皆さんもなんとなくわかるのではないだろうか。

僕の場合そのストーリーにメンタリズムも加味してプレイする。

次回に続く