日本女子ソフトボールリーグ1024-2

Honda /決勝Tへ進出

第53回日本女子ソフトボール1部リーグ(日本ソフトボール協会・日本女子ソフトボール機構主催)は24日、福井大会が中止となり、山形・白鷹町、滋賀・草津の2会場で第10節の4試合を行った。Hondaは塚本蛍外野手(21)が自身初となる1試合2本塁打の活躍で豊田自動織機を撃破。決勝トーナメント(T)進出を決めた。トヨタ自動車は1位通過。太陽誘電がきょう25日のHonda戦で勝てば、決勝Tのラスト1枠に入る。

塚本初の2発

<Honda>
強打が看板のチームらしく、一発で決勝T進出をつかみ取った。初回1死から塚本が左翼へ先制アーチ。先頭打者の6回は思い切り引っ張り、勝負を決める豪快弾を右翼に運んだ。「1試合2発は初めて。強く、しっかり当てることを心掛けた」。今季すでに昨年を1本上回る4本塁打。配球を重視して打席に立つ姿勢が好結果を呼んでいる。「決勝Tの投手は簡単に打てないと思うので、ここぞ、で一本打ちたい」と誓った。

上位イジメだ/坂本緩急自在

<日立>
2年目の坂本が上位イジメの粘投を演じた。ストレートとチェンジアップの緩急を巧みに使い、6回途中まで2失点。主軸の藤田を無安打に抑え、勝てば決勝T進出の太陽誘電を歯ぎしりさせた。「今季はチェンジアップが投球の鍵になっている。(打たれた)2本塁打は球が甘くなって反省ですが…」。岡山・創志学園高卒。今季4勝と低迷するチームで3勝を稼ぐ。来季に向け、もっと飛躍を期待していい。

 

◇山形大会
日立(4勝6敗)
220 000 0─4
001 002 0─3
太陽誘電(6勝4敗)
(日)坂本、リケッツ―清原
(太)藤田、尾崎―佐藤
[本]山田、チーク(日)川村、山本(太)

豊田自動織機(7勝3敗)
000 000 0─0
100 001 X─2
Honda(6勝4敗)
(豊)エスコベド、海部―グッドエーカー
(H)フォード、カーダ―棚町
[本]塚本2(H)

◇滋賀大会
伊予銀行(4勝6敗)
000 000 0─0
002 001 X─3
トヨタ自動車(9勝1敗)
(伊)庄司、黒木―安川
(ト)後藤、アボット―切石

日本精工(2勝8敗)
020 000 0─2
210 111 X─6
ビックカメラ高崎(8勝2敗)
(日)山田玲、有山、山田夏、山田蓮―重石、鬼沢、重石、鬼沢
(ビ)浜村、勝股、上野、桜井―我妻
[本]市口、山内(ビ)