黒メバル27センチに笑い泣き

2年温めたとっておきのルアー解禁も最後は…

吉本興業のお笑いコンビ「官兵衛」の伊藤貴之が東京湾の「ナイトメバリング」に挑んだ。狙うのは黒メバルやカサゴ!

良型の黒メバルも釣れました

「ジグ単」で引き強烈

皆さんにとって、「とっておき」のルアーは何ですか?

高価な物だったり、入手困難なレア物だったり、大物を釣った思い出の物だったり、それぞれですが、釣りをする人なら一つはとっておきのルアーがあると思います。

そんなとっておきのルアーを引っ提げて、釣り仲間の宮内和也さんと東京湾ナイトメバリングに繰り出しました。乗り込んだのはガイド船「ゴーゴーガイドサービス」。

メバリングと言えば普通、ジグヘッド単体にワームを付けるいわゆる「ジグ単」が主流です。あとは少し小さめのハードルアーを投げたりなんかもします。

僕のとっておきはハードルアー、ガンクラフト「ジョイクロ70」。1つ2500円もする代物です。

ロストするのが怖くて、2年前からまだ一度も使ったことがありませんでした。「このルアーで尺メバルを釣る」が目標です。

まずはシーバスを1匹

午後7時から釣り開始!まずは肩慣らしにシーバスを。と、スタートしてすぐに難なくジョイクロちゃんで60センチアップのシーバスをGET!幸先のいいスタート。

ポイントを移動し、ここからがメバル狙いの本番!まずは「ジグ単」で消波ブロックを攻めます。宮内さんが早速、20センチの黒メバルを1投目でGET。1・5グラムの「ジグ単」で着水してから3秒後に巻き始めてグンッ!とはっきりとした引き。僕にも大きめの20センチのメバルが釣れました。

そこからもカサゴが交じりながらコンスタントに釣れ、最後のポイントで25、27センチの良型メバルが釣れました。調子が上がってきた。この大型のいるポイントで、ラストにとっておきルアーの登場!

宮内さんに「この1投で尺メバル釣りますよー!」とたんかを切り、ジョイクロをシュッと鋭くキャスト。くいにガチャン。ラインぷちん。ルアーぽちゃん。2500円ロスト。半ベソかいて終わりましたとさ。

乱入するも後悔

 ◎芸人こぼれ話
僕がルームシェアしている後輩芸人である奥村が年末、ゴールデン番組にも出演したYouTubeチャンネル「あむあむWORLD」のメンバーなのですが先日、コイツら3人組(全員後輩)が僕の家のリビングでYouTube撮影をしていて楽しそうだったので交ざりたくなり、わざと撮影中に乱入してカメラに向かって「お前らうるさいねん。ほんで面白くないねん!」とやっかみを言いに行きました。

すると「伊藤さん、僕たちは傷つきました。よって罰ゲームです!お尻百叩きの刑ー!」と罰ゲームが決まってしまいました。

「やめろやー」と言いつつも、芸人特有の「カメラ回ってるし、おいしいやん」という打算的な感覚でノリノリでパンツをずらして生尻を出したのですが、1発目で後悔に変わりました。

叩き方がめちゃくちゃ強い!めちゃくちゃ痛い!ケタケタ笑う後輩3人が鬼に見えました。何とかラスト5発まで耐えました。

ラストは連続5発ということになり、特大のペチ、ペチ、ペチ、ペチ、ペチン!痛過ぎて、「痛ぁー!」とカメラに向かってのけ反ってリアクションしたら、思いっきり股間が映ってしまい「お蔵ー!」という声が響き渡りました。

「股間出ちゃったのでYouTubeにのせるのは無理です!」。あいつら撮影と称して、先輩の僕の尻をシバきたかっただけだと思います。

伊藤 貴之(いとう・たかゆき
1986年(昭61)生まれ、岐阜県出身。18年に石橋俊春とお笑いコンビ「官兵衛」を結成しデビュー。

※内容は掲載時のものです。
スポニチ2022年3月1日付