ギガでかい!!モンスター級アジ40㌢超
- 芸人が釣る【東京湾】
吉本興業のお笑いコンビ「官兵衛」の伊藤貴之が東京湾で遭遇したのは「ギガアジ」。釣果も超大物だけど、今回のゲストも大物だぞ!
釣果も超大物だけど、今回のゲストも大物だぞ!
相場は20センチ前後
「身近で庶民的な魚」と言えば、僕はアジが一番に出てきます。
皆さんはアジと聞いて、何センチくらいのものを思い浮かべますか?僕は20センチ前後のものが頭に浮かびます。
東京湾ではせいぜい大きくても「尺アジ」「メガアジ」と言って、30センチ超。そのサイズしか見たことがありません。
「ギガアジ」という40センチ超のモンスターアジが玄界灘で釣れる。というのは、テレビで見たことがあります。夢のような話です。
そんな夢のようなことが、東京湾で突然起きました!
ガイド船「ベイゴーゴー」で、お笑いコンビ「FUJIWARA」の原西さんと一緒にサワラ、タチウオを狙っていた時に100グラムの原西さんのメタルジグにサワラでもタチウオでもないタイプの強い引きがありました!
「え、何や?青物?イナダ?シーバス?」と言いながら、原西さんがメタルジグを巻き上げるとそこには40センチオーバーの丸々太ったあの「ギガアジ」が食い付いていました!
「ウソやろ、アジカラーに食ってきよった」。この原西さんの言葉で船内爆笑。皆さん!アジは、アジカラーで釣れるんですよ!
そこからはもうギガアジ祭り。メタルジグでもジグサビキでも釣れるわ釣れるわ。まさに夢見心地。いくらデカくても結局はアジ。群れでいる習性は同じです。
僕のブラックバス用の硬めの竿もグンニャリ曲がり、十分楽しませてもらいました。
帰りに原西さんが、70センチオーバーのシーバスも釣り上げ最高の釣り日和となりました。家の冷凍庫がアジでパンパンで、もう嫌んなっちゃう!
◎芸人こぼれ話
ゴミ収集中に婦人と抗争!?
芸人としてアホほど売れていないため、ゴミ収集のアルバイトをしています。ゴミ収集作業をしていると、いろいろな人間模様が見えてきます。
ゴミを出し忘れると、皆さん「待って~」とゴミ収集車を走って追いかけて来るのが普通なのですが、先日新手のパターンで追いかけて来られた60歳前後のご婦人がおられました。ゴミ収集中に「待って~」という声が聞こえたので振り向くと、ご婦人に無理やり手を引っ張られ付き添わされていた3歳くらいの女の子でした。
婦人が「はい、“すみません!待ってください”って言って」と女の子に指示しながらゆっくり歩いてくるのです。
「いや、孫利用すなや!」「走れや!急げや!やり口汚いねん!」とは口が裂けても言えないので、急いで次の現場に行きたい気持ちを抑えオバハンが来るのを待ちました。
「いつもより持っていく時間が早いから」とこちらのせいにしてきたので、飛びっきりの笑顔で軍手のまま丁寧にご婦人の手を覆って、「ありがとうございます」とゴミを受け取って差し上げました!
「ひゃっ」と跳び上がった彼女の顔が今でも忘れられません。
皆さん、ゴミは朝8時までに出しましょう。
伊藤貴之(いとう・たかゆき)
1986年(昭61)生まれ、岐阜県出身の34歳。18年に石橋俊春とお笑いコンビ「官兵衛」を結成しデビュー。よしもと若手の劇場、無限大ホール(東京・渋谷)で修業を積んでいる。
※内容は掲載時のものです。
スポニチ2020年10月11日付