▽1回戦
JFE東日本(千葉)
110 000 000―2
001 000 000―1
日本製鉄室蘭シャークス(北海道) |
都市対抗覇者のJFE東日本が接戦を制し、都市対抗との「夏秋連覇」に向けて好発進した。元DeNAでストッパーの須田が2―1の8回無死一塁から登板。2イニングを1安打無失点、4三振を奪う好救援で逃げ切った。
何が何でも抑えるという、人生最大くらいの気持ちで投げた」
意気込んだのには訳がある。今季は古巣へ9年ぶりに復帰し、都市対抗で全5試合に救援し初優勝に貢献。MVPに相当する橋戸賞を受賞した達成感から「底辺まで気持ちが落ちた」ことで、秋のオープン戦では不調が続いた。気持ちを奮い立たせたのは「元プロ」ではなく、「橋戸賞投手」としての誇りだ。
「夏の優勝がまぐれじゃなかったことを証明したい」。チームが本拠を置き、9月の台風15号で被災した千葉への思いも原動力になっている。「僕らにできることは、応援してくれる人に喜んでもらうこと」。33歳を迎え「野球人生が終点に向かっている」と表現する右腕は、勝利と完璧な一球を追い求めるため、次戦もブルペンで出番を待つ。
▽同
シティライト岡山(岡山)
000 000 220―4
000 202 001×―5
鷺宮製作所(東京) |
平川好救援で サヨナラ呼ぶ 〈鷺宮製作所〉9回2死二塁から敵失でサヨナラ勝ち。4点リードを追いつかれる苦しい展開の中、1年目の平川が相手に流れを渡さなかった。2点リードの8回無死一、二塁から救援して同点にされたが、なおも2死三塁を空振り三振。9回2死一、三塁でも4番・小竹を145キロ直球で空振り三振に仕留めた。来秋のドラフトを見据える右腕は「結果が出なくて苦しんだシーズンだけど、経験をプラスに変えたい」と話した。
▽同
NTT西日本(大阪)
200 143 000―10
000 100 002―3
沖縄電力(沖縄) |
中村満弾大勝 <NTT西日本>社会人6年目の7番・中村が、2点リードの5回1死から右中間に満塁本塁打。試合の流れを決めた。「捉えた感じは良かった。初戦は硬くなるところだけど、いいスタートが切れて良かった」。亜大では九里(広島)、嶺井(DeNA)と同期。4番経験もある男の一発に大原周作監督も「若い選手が多いチームで彼がしっかり仕事をしてくれたのは頼もしい」と目を細めた。
<10月26日付 スポニチ紙面掲載記事>
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