▽1回戦
日本新薬(京都)
000 000 000―0
000 010 20X―3
三菱日立パワーシステムズ(神奈川) |
西武ドラ2 実力を誇示
4者連続を含む7三振を奪い、即戦力左腕であることを誇示した。浜屋が全国大会初先発で7回1安打無失点。最速142キロの直球とカーブ、スライダーの組み合わせで、圧巻の投球を披露した。
「指名されてプレッシャーもあったけど、先発だったので8割くらいの球を意識した。要所、要所をしっかり投げられたと思う」
樟南(鹿児島)から加入。細身だったが、3年間で体重は20キロ増やして77キロとなり、パワーとスピードを付けてきた。自己最速は148キロ。今年の都市対抗デビューでは救援で1回2/3を投げ、4三振を奪った。そして、先発でも結果を出した。ネット裏で見守った渡辺久信GMも「いい左腕を獲れてよかった」とチーム防御率2年連続最下位の投手陣再建に期待をかけた。
野球を始めた鹿児島・大崎ソフト少年団のOBには阪神の福留がいる。「お会いしたことはないけど、知識と技術を持っている。プロで対戦して学びたい」。目指すのは球界を代表する左腕。そのためにも、社会人最後の大会で頂点を狙う。
▽2回戦
鷺宮製作所(東京)
100 000 100―2
000 012 00X―3
NTT西日本(大阪) |
日下部決勝打
〈NTT西日本〉全国大会で初めて4番に入った日下部がチームを逆転で8強一番乗りに導いた。6回の勝ち越しの左前適時打を含む3安打で気を吐き「タイムリーが出て良かった」と振り返った。元々は足のある1番で大原周作監督は「打点もチャンスメークもできる」と称えた。「8強止まりでは進歩がない」と日下部。さらなる進撃をけん引する。
▽同
大阪ガス(大阪)
000 102 011―5
220 000 000―4
JFE東日本(千葉) |
古川9回V弾 〈大阪ガス〉ひと振りで試合を決めた。同点の9回。先頭の古川が元DeNA・須田の初球、129キロフォークを右翼席に叩き込んだ。「初球から思い切って振ることだけ考えていた。元プロを打てたのは自信になる」。4年目の今季は昨季まで近本(現阪神)が主に務めていた5番を任された。1回戦でもサヨナラの二塁打を放つなど神がかり的な活躍。楽天1位指名の小深田も「古川さんに助けてもらった」と脱帽だった。
◆加盟更新 ルートインBCリーグの福井が30日、新運営会社で来季の加盟を更新することになった。運営していた福井県民球団が赤字による清算手続きに入り、存続が危ぶまれていた。 |
<10月31日付 スポニチ紙面掲載記事>
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